石川遼、のどの痛みも…バーディー締めで5打差12位 小林が単独首位、今平はギリギリ突破

[ 2019年11月29日 17:18 ]

<カシオワールド第2日>1番、ティーショットを放つ石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフのカシオワールドオープン(賞金総額2億円、優勝賞金4000万円)は29日、高知県芸西村のKochi黒潮カントリークラブ(7335ヤード、パー72)で第2ラウンドを行った。

 爽やかに晴れ渡った秋空の下、首位に3打差の3アンダー、14位からスタートした賞金ランク5位のホストプロ・石川遼(28=CASIO)は4バーディー、2ボギーの70で回り、首位に5打差の通算5アンダー、12位グループで決勝ラウンド進出を決めた。石川はティーイングエリアを前に出した2番パー3(180ヤード)で第1打をピン手前1メートルにつける好打を放ってバーディーを奪ったが、直後の3番パー4(435ヤード)で7メートルを3パットしてボギー。その後も3バーディー、1ボギーと猛チャージを掛けることはできなかった。ホールアウト後、サインを求めるファンには丁寧に応じたが、のどの痛みなどを訴えて恒例のインタビューは行わず、大会事務局を通じてコメントを発表した。

 ▼石川遼 体調は大丈夫です。声がちょっと出なくて申し訳ないですが、大事を取らせていただきます。最終18番でバーディーが取れたのは大きいですね。そこは明日につながると思います。

 初日、首位に8打差の2オーバー、84位と大きく出遅れた賞金ランク首位・今平周吾(27=フリー)は出だしの1番パー4(400ヤード)でグリーン左カラーから4ヤードのバーディーパットを沈めるなど、4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算1アンダーの48位でギリギリ予選を突破した。体調不良で棄権した1月のSMBCシンガポールオープン以外、全て予選通過を果たした。抜群の安定感だ。

 ▼今平周吾 予選だけはいつも通りたいというのはあるので、ちょっと今週は危なかったですけど、通れて良かったです。

 首位に1打差の2位からスタートした賞金ランク6位・堀川未来夢(26=Wave Energy)は1バーディー、2ボギーの73とスコアを落とし、通算4アンダーの17位グループに後退。賞金ランク2位ショーン・ノリス(37=南アフリカ)は2日間連続の69で通算6アンダーの8位グループに付けている。

 今季レギュラーツアーでは獲得賞金なしの小林伸太郎(33=焼鳥まさや)が7バーディー、2ボギーの67をマークし、通算10アンダーで単独首位に立っている。

 <賞金ランク>(1)今平周吾1億5716万9312円(2)S・ノリス1億1997万56円(3)C・キム9607万2725円(4)黄重坤9160万435円(5)石川遼8817万2990円(6)堀川未来夢8094万858円(7)J・ジェーンワタナノンド7747万5150円

 <今大会の賞金配分表>(1)4000万円(2)2000万円(3)1360万円(4)960万円(5)800万円(6)720万円(7)660万円(8)610万円(9)564万円(10)524万円

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