愛、まさかの上がり4H3ボギー「何も悪くないっ!!」のに72、10位発進

[ 2019年11月29日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯第1日 ( 2019年11月28日    宮崎県 宮崎CC=6535ヤード、パー72 )

18番、パーパットを決められず、天を仰ぐ鈴木(撮影・沢田 明徳)
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 会見場に姿を見せた鈴木は、完全にふてくされていた。「ショットもパットも良かったですし、何も悪くないっという感じ」だったが、ボギーを4つ叩きイーブンの72。その現実を受け入れられない様子だ。「15番のボギーで流れが変わった。ちょっと腹が立ちますね。痛い一日になってしまった」

 3アンダーで迎えた15番パー4。ティーショットで風を読み違えて左の林へ打ち込んだ。「右からだったんですが、(キャディーに)左からと言われて、左に打ったら左へ流された」。木が邪魔になってピンを狙えず2打目はフェアウエーに出したが、ピンまで50ヤードの3打目がグリーンに乗らず4オン1パットのボギー。16番も落とし、18番は2メートルのパーパットがカップに蹴られた。悔やまれる15番の判断ミス。普段は風の読みは帯同キャディーに任せているだけに「私のミスじゃないだけに、何とも言えない感じ。せっかくいい感じで積み重ねてきたのに」と複雑な表情だった。

 それでも、2番パー5でピンまで1メートルにつけてバーディーを奪うなど、強い風と傾斜のきついグリーンにも冷静なマネジメントで対処。「4日間を通じて1日悪い時は必ずある。優勝しか狙っていない」と強気な姿勢は崩さない。「明日からはキャディーさんに助けてもらうこともありますよね?」の問いかけに「取り返せよ、って感じかな」と笑顔で締めくくった。

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