ティエムがジョコ撃破で決勝進出 ナダルに雪辱を!

[ 2019年6月9日 05:30 ]

テニス 全仏オープン第14日 ( 2019年6月8日    パリ・ローランギャロス )

ジョコビッチ(左)と握手するティエム(AP)
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 男子シングルス準決勝で昨年準優勝の第4シード、ドミニク・ティエム(オーストリア)が4大大会4連勝を狙った第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6―2、3―6、7―5、5―7、7―5で破り、2年連続で決勝に進出した。9日の決勝で3年連続12度目の優勝を目指す第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と当たる。前日に雨天順延となったため、この日は第3セット途中から再開。最終セット途中で雨のために一時中断したが、再開後にティエムが強打で押し切った。

 最後は回り込んで放ったフォアをストレートに決めると喜びをあらわにした。ティエムが2日がかりの4時間を超える激闘を制し、4大大会4連勝を狙った世界ランキング1位のジョコビッチの野望を打ち砕いた。「決勝に進むにはトップ3の選手の1人を倒さないといけない。全仏で初めてのフルセットで勝てて最高だ」。前日の雨天順延で第3セットの3―1から再開。最終セットは我慢比べの展開となり、降雨による約1時間の中断を挟み、第12ゲームの3度目のマッチポイントで終止符を打った。

 昨年に続き決勝でナダルに挑む。「昨年はいい経験になった。今年はもっといいプレーができるようにしたい」。3日連続の試合となるだけに体力面でハンディは大きいが、最多11度の優勝を誇る赤土の王者に立ち向かう。

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2019年6月9日のニュース