アテネ五輪「金」鈴木が復活V 「精一杯100点」で引退宣言

[ 2019年6月9日 05:30 ]

柔道 全日本実業団体対抗大会第1日 ( 2019年6月8日    群馬県高崎市 )

東京拘置所戦で組み手争いをする鈴木(左)
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 男子3部で04年アテネ五輪100キロ超級王者の鈴木桂治・男子日本代表重量級コーチ(39)擁する国士舘大クラブが優勝した。鈴木コーチが公式戦に出場するのは、12年ロンドン五輪代表を逃した後に出場した、同年秋の岐阜国体以来7年ぶり。個人としては1~4回戦は一本勝ちし、準決勝、決勝は引き分け。「精いっぱいはやったので100点。いい経験をさせてもらった」と汗を拭った。

 今年1月に右膝を手術。国士舘大でも監督を務めるなど多忙で「練習はやっていない。ほぼゼロ。0・5くらい」だったという。「柔道をなめているのかと思われる」と葛藤も抱えていたが、無事優勝し「引退します。もうないです」と宣言した。

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2019年6月9日のニュース