高橋指導の長光コーチ 映画となったカリー氏について語る「男子フィギュアスケートの常識を覆した人」

[ 2019年6月9日 16:11 ]

映画「氷上の王」の公開記念トークイベントに登場した関西大アイスアリーナ・長光歌子コーチ
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 公開中の映画「氷上の王、ジョン・カリー」の記念トークショーが9日、大阪市内で開かれ、関西大アイスアリーナ・長光歌子コーチ(68)が登場。主人公のジョン・カリー氏について「男子フィギュアスケートの常識を覆した人」と語った。

 映画の主人公・カリー氏は英国人スケーターで、1976年インスブルック五輪男子フィギュアスケートの金メダリスト。87年にHIVと診断され91年にエイズを発症。自らゲイであることを公表し、94年にエイズによる心臓発作のため、44歳の若さで死去した。

 長光コーチはフィギュアスケートのコーチで振り付け師。バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(33)を中学時代から指導してきた。現在の男子フィギュア界にバレエを取り入れるなど、芸術性の高い競技に導いた立役者であるジョン・カリー氏の表現力や演技を観た時の衝撃、自身に与えた影響などを120人のファンの前で明かし「氷の上での芸術性は今、滑ってもすごく感動させられます。彼の名前を覚えておいてほしい」と語った。

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2019年6月9日のニュース