大坂なおみ 世界ランキング1位維持が決定“ライバル”全員姿消す

[ 2019年5月31日 19:34 ]

大坂なおみ
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 パリ・ローランギャロスで開催中のテニス全仏オープンの女子シングルスで、第1シードの大坂なおみ(21=日清食品)が今大会後も世界ランキング1位を維持することが確定した。

 開幕前には4人に女王の座を明け渡す可能性があったが、31日の2回戦で世界2位のKaプリスコバ(チェコ)が世界31位のマルティッチ(クロアチア)に3―6、3―6で敗れたことで対象者がすべて姿を消した。

 世界6位のクビトバ(チェコ)が左腕の負傷で1回戦を棄権し、世界5位のケルバー(ドイツ)は26日の初戦で敗退。世界4位のベルテンス(オランダ)も29日の2回戦で敗れた。世界3位のハレプ(ルーマニア)は3回戦進出を決めているが、18年の全仏優勝で獲得したポイントを今大会後に消失するため、連覇を達成しても大坂を抜くことはできない。

 大坂は世界92位の格下に苦戦した1回戦後に「いつものように楽しめず、名前の横にある(第1シードの)数字を気にしすぎた」と語っている。昨夏の全米で4大大会初優勝し、1月の全豪も制覇。グランドスラム初優勝からの3連覇を達成すれば、68年のオープン化以降では初の偉業となる。今大会の結果で世界1位から陥落する可能性が消え、重圧から開放されたことは追い風となりそうだ。

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2019年5月31日のニュース