黄金世代の渋野　アリエルのパズルに熱中して睡眠不足も　1打差の2位

女子ゴルフ　リゾートトラストレディース初日 （ 2019年5月31日    静岡県浜松市　グランディ浜名湖GC＝6560ヤード、パー72 ）

＜リゾートトラストレディース・初日＞14番、ティーショットを放つ渋野日向子（撮影・西尾　大助）
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　ワールドレディース・サロンパス杯でツアー初優勝を飾った渋野日向子（20＝RSK山陽放送）が5バーディー、ボギー無しの67で回り、首位の原英莉花（20＝日本通運）に1打差の2位と好発進した。

　「きょうは同じ組が同級生（同学年）の原英莉花ちゃんと三浦桃香ちゃんだったので、リラックスして回れたのかなと思います。英莉花ちゃんも凄いバーディーを取ってて、伸ばし合いみたいな感じでしたけど、回るリズムも2人とも早いのでスムーズに回れました」

　この日はスタート前に2つのうっかりミスがあった。一つは起床の時の目覚まし時計のアラームをかけ忘れていたこと。「自分で（自然に）起きました。出発1時間前くらいに目が覚めて。あれ？静かだな、と」。2つめは1番ホールのティーショットの時に自分のティーペグを忘れて三浦から借りて打ったことだった。

　「ちょっと朝から忙しかったですけどバーディーを取れて、大丈夫かなと思いながらラウンドしました」と笑顔で振り返った。

　うっかりミスの原因は睡眠不足。「昨日はめちゃくちゃ疲れて寝てしまったんです。実は今週、暇つぶしに何かしようと思ってジグソーパズルを買ったんですけど、2日間で6時間くらいかけて、やっと完成して、一昨日も寝るのが遅かったので多分その影響かなと思うんです」

　30日のプロアマ前夜、ベッドで横になったのは午前零時過ぎだったという。

　「6時間くらいしか寝てないのかな。暇つぶしどころか、夜更かししてるなと」。

　それほど熱くなって組み立てたパズルも結局は未完成に終わった。「最後に（やっと）完成したと思ったら1個なくなっていて…。（頭にきて）ぐちゃぐちゃぐにして捨てました」と苦笑いする。

　そのパズルの絵柄は子供の頃、「大きくなったら、なりたい」と憧れていたディズニーキャラクターの「アリエル」。仮面ライダーと並んで幼少時の渋野のアイドルだった赤い髪の人魚姫だ。アリエルでも捨てちゃったんですね？と聞かれると「捨てちゃいました」と笑いながら話していた。