川内、五輪に色気 MGC欠場も残り選考レースで1枠目指す!

[ 2019年5月29日 05:30 ]

4度目の世界陸上ということで「4」を手で作る川内(撮影・西海健太郎)
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 日本陸連は28日、ドーハで9~10月に行われる世界選手権のマラソン代表男女6人を発表した。男子は4度目の代表に選ばれた川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)がこれまで消極的だった東京五輪出場に色気を見せた。今冬から行われる最終選考3大会で2時間5分49秒の設定記録を突破すれば五輪代表に大きく前進。百戦錬磨の男が得意の冬レースから五輪を狙う可能性が出てきた。

 これまで暑さを理由に20年東京五輪に難色を示していた川内の口が、日の丸を背負うことが決まったことで滑らかになった。「(五輪最終選考の)ファイナルチャレンジの福岡国際、東京、びわ湖毎日は間違いなく出場するので、走る以上狙っていくのはある」と東京五輪出場へ含みを持たせた。
 日本陸連は9月15日に行われる東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」と世界選手権の掛け持ちは認めないため、9月時点での川内の東京五輪内定はなくなったが、五輪への道が閉ざされたわけではない。

 3枠の代表の残り1人を決めるファイナルチャレンジは川内が得意な冬。瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーからも「ファイナルチャレンジに出るんだろ」とハッパをかけられたという。五輪に出るためには大迫傑(28=ナイキ)の日本記録を上回る2時間5分49秒の設定を超える必要があるが、「市民ランナー時代からの目標2時間7分台を出した時に、まだいけると思うかでファイナルチャレンジに挑めるかどうかが決まる」と自分の中の“設定記録”を明かした。

 ただ、現時点で注力するのは世界選手権だ。6月中には男子マラソンのスタート時刻の午後11時59分に合わせて現地を試走予定。ドーハは日本から6時間遅れの時差とあって、時差調整を行わず生活する“昼夜逆転プラン”も試すという。「日本時間の午前6時スタートのレースであれば経験をしている。問題なく対処できる」。世界選手権で納得の走りができないようなら、東京も見えてこない。「ドーハで結果を残すことが全て」と砂塵(さじん)の戦いを見据えていた。

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