錦織 逆転勝利で3回戦進出!“因縁”ツォンガにパリで雪辱 3時間ゲーム制す

[ 2019年5月29日 22:58 ]

テニス 全仏オープン第4日 ( 2019年5月29日    パリ・ローランギャロス )

第1セット、レシーブをする錦織圭(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 男子シングルス2回戦が行われ、第7シードで世界ランキング7位の錦織圭(29=日清食品)が同82位のジョーウィルフリード・ツォンガ(34=フランス)と対戦。2試合連続となる地元選手との対戦だったが、アウェーの逆境をはねのけ4―6、6―4、6―4、6―4で5年連続の3回戦進出を決めた。

 錦織はツォンガに過去5勝3敗と勝ち越していたが、15年全仏では準々決勝でフルセットの末に敗戦し、4強入りを阻まれた因縁の相手。直近の16年マスターズ・パリ大会では逆転負けを喫していたが、元世界ランク5位の実力者にようやくパリで雪辱を果たした。

 第1セットは互いにサービスゲームを譲らぬタフな展開。相手の重たいサーブに押されながらもリターンの精度を徐々に上げた錦織が、第7ゲームでこの試合最初のブレークに成功。だが直後に相手の強烈なショットに対応できず、ブレークバックを許した。その後はアウェーの歓声に集中力を乱され、第10ゲームで2つのダブルフォルトと調子を取り戻せず4-6で第1セットを落とした。

 第2セットはファーストゲームをブレークに成功。このリードを守り抜きゲームカウント6-4で制した。だが、第3セットは2ゲーム連取され追いかける展開に。相手の強烈なフォアに苦しみながらもラリーで粘った。強気の攻めで第3ゲームをブレークバックすると、第4ゲームは4度のブレイクポイントを許しながらもキープ。第8ゲームから3ゲーム連取し6-4で第3セットを制した。

 セットカウント2-1とリードして迎えた第4セット。ツォンガに立ち上がり3ゲームを連取され主導権を握られたが、冷静に第4ゲームをキープした後、第5ゲームではリターンエースから流れを引き寄せブレークバック。怒涛の5ゲーム連取でゲームをひっくり返した。

 ゲームカウント5-4で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチをしっかりキープ。自身6度目の全仏3回戦進出を逆転勝利で手にした。なお、3回戦では過去対戦のない世界32位のL・ジェレ(セルビア)と対戦する。

続きを表示

この記事のフォト

2019年5月29日のニュース