男子は村上圧勝 余裕のウイニングラン 日の丸の自覚も

[ 2019年5月8日 05:30 ]

サーフィン ジャパンオープン最終日 ( 2019年5月7日    千葉県一宮町・釣ケ崎海岸 )

ジャパンオープン最終日 優勝カップを掲げる村上(撮影・会津 智海)
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 男子決勝で村上は30秒を残して浜へ余裕のウイニングラン。「勝負の確信?始まる前に勝ったと思いました」と冗談を交えつつ「1本目から凄く調子が良かったので。考えていた得点より高くて自信になった」と振り返った。

 「先手必勝」を公言。3本目で体を後ろに倒すレイバックを決めて8.67点をマークした。8本目には8.80点とハイスコアをそろえ「作戦通り。落ち着いてライディングできた」と胸を張った。

 昨年のWGは個人で4位。当時は東京五輪を重視せずワールドツアーが目標だった。再び意欲を問われると「オリンピックを目指すことにしました」と周囲を笑わせ、続けて「WGでチームでも個人でもゴールドを狙いたい」と日の丸の自覚を示した。

 ≪大原&脇田は実績考慮≫大原と脇田は昨年のWGなどの成績が考慮され、日本連盟の推薦枠で代表入りを決めた。男子の優勝候補ながら今大会準々決勝で敗退した大原は「結果がダメだったので選ばれないと思っていた。うれしいです」と笑顔。同じく準々決勝で松田に敗れた16歳の脇田は「直前に知ってめちゃくちゃ驚きました。頑張って日本に貢献したい」と意気込んだ。

 ≪世界10位カノア選出≫世界ランキング日本人最上位者として男子は世界最高峰のCTで昨年10位で、今大会には出場していない五十嵐が選出された。女子はハワイで生まれ育った前田が選ばれ、後頭部に日の丸が刺しゅうされた波乗りジャパンの帽子をかぶり「日本の旗がついているからモチベーションが上がる」と目尻を下げた。

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