白石黄良々 男子200Mで自己新20秒68マークし日本人トップの2位に 名前の由来はあの有名映画

[ 2019年5月3日 20:10 ]

<静岡国際陸上>男子200メートル、20秒68のタイムを出した白石黄良々(右)=撮影・小海途 良幹
Photo By スポニチ

 静岡国際陸上は3日にエコパで行われ、男子200メートルは白石黄良々(きらら、22=セレスポ)が自己新記録の20秒68で日本人トップの2位に入った。

 4月の出雲陸上、織田記念国際の100メートルを制した新星が、またも勝負強さを発揮。カーブのきつい2レーンでコーナーから加速して逃げ切った。「200の練習は特にしていなかった」という中で自己記録を0秒20更新。「まだまだ出せると思っていたのでタイムは納得できない」と悔しい表情を見せつつ「前半90%で“力を使わない全力”のイメージで走れた」と感覚に手応えを得た。

 鹿児島県出水市出身で、学生時代は無名。全国入賞は大東文化大に所属した昨年の福井国体100メートルの6位が最高だ。走り込み期間の冬季練習はウエートトレーニングを増やし「ケガをすることなく練習を積めて、課題を一つ一つクリアして少しずつ成長できた」と振り返る。充実したシーズンオフが今季の結果につながっている。

 映画「幸福の黄色いハンカチ」から「人に幸せを与えるような良い人間になって欲しい」と名付けられた22歳。来月の世界リレー代表にも選出されており「良い流れで来ている。貢献できるようにしたい」と誓った。

続きを表示

2019年5月3日のニュース