若手のホープ・出水田 首位に並び「令和初戦で新たな気持ちでチャレンジしたい」

[ 2019年5月3日 19:22 ]

男子ゴルフ 中日クラウンズ第2日 ( 2019年5月3日    名古屋ゴルフ倶楽部和合コース=6557ヤード、パー70 )

<中日クラウンズ第2日>6アンダーで首位タイに立った出水田大二郎の2番ティーショット(撮影・井垣 忠夫)
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 若手のホープ・出水田大二郎(26=TOSS)が66をマークし、M・グリフィンとともに首位に並んだ。

 「全体的に危なげなくプレーできたと思います。ショットもアプローチもパットも、いいフィーリングでできたので全部良かったです」

 出だしから好調だった。2番パー5で10メートルに2オンしイーグルパットこそ外したものの、楽々とバーディーを奪う。7番パー3では、7Iで2メートルにつけバーディー。さらに後半も2つスコアを伸ばし、前日の7位から一気に首位をとらえた。

 「(開幕戦の)東建(ホームメイト・カップ)の時に比べてショットが非常に良くなってますね。今回、コーチに(名古屋ゴルフ倶楽部和合コースまで)

来てもらって、ちょっとアドバイスいただいて、それが凄いうまくはまっているかなという感じです」

 指導を受けたのはアドレスの前傾姿勢の修正だったという。「前傾が深くなって、ハンドダウンになる癖があるので。そこを指摘していただいたら、スイングがしやすくなって、振り抜きも良くなったので良かったです」

 昨年、RIZAP・KBCオーガスタでツアー初優勝を飾った期待の逸材。開幕戦の前々週の東建では、3位で最終日を迎え、最終組で回ったが、73とスコアを崩して18位に終わった。その時にくしくも同組で回ったのが、練習仲間のグループ「チーム孔明」のリーダー・小田孔明だった。仲良しの先輩と後輩が優勝を争う構図だったが、小田孔は序盤でつまずきながらも終盤盛り返し3位となった。先輩に格の違いを見せつけられた格好で、試合後に小田孔から何かアドバイスがあったのかとの質問には「“気合いが足らん”って」と笑いながら話した。

 そして「(小田孔には)経験だよって言っていただいて。今週はリベンジしたいですね。(東建では)プレッシャーの(かかった)ときに落ち着いてプレーできない部分があった。今回はその経験があるので少しは落ち着いてプレーができるのかなと思います」と決勝ラウンドに目を向けた。

 今大会は記念ずべき令和初戦。ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長は令和初戦で期待する選手候補に昨年、ツアーで初優勝した選手を挙げていた。出水田は「令和になったので新たな気持ちで思い切ってチャレンジしたいと思います。ここで勝ったらこれから先、勢いに乗っていけると思うので頑張りたいと思います」と話していた。 

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