有森さん　勇退する恩師へ「ゆっくりしてほしい」

マラソン名伯楽　小出代表が勇退

９６年アトランタ五輪に出場する有森裕子（左）を激励する小出義雄監督
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　現役時代に小出氏の指導を受けた有森裕子さんは、恩師の勇退に「最近は練習場所に出ることも減っていたので、そろそろそういう状況になるのかなと思っていました。ずっと頑張ってきたので、しばらくはゆっくりしてほしいですね」と話した。

　学生時代は無名だった有森さんはリクルートで小出氏と出会い、時に激しくぶつかり合いながらも記録を伸ばし、日本女子マラソン初の銀、銅メダルを手にした。「才能のない私がメダルを獲れたのも監督のおかげ。三度の飯よりかけっこが好きな人に教えてもらえたのは本望ですし、監督の思いを若手が継いで、来年の東京五輪ではメダルを獲ってほしい」と教え子たちにエールを送った。