白鵬 右上腕痛めるも土俵入りを披露 「まずは令和で3年」と37歳までの現役を視野

[ 2019年4月2日 17:04 ]

春巡業で不知火型の横綱土俵入りを披露する白鵬
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 大相撲の春巡業は2日、奈良市で行われ、横綱・白鵬(34=宮城野部屋)が不知火型の横綱土俵入りを披露した。全勝で42度目の優勝を飾った春場所の千秋楽で右上腕を痛め、取組には入れない状態。それでも朝稽古には姿を現し、基本運動などを続けている。

 平成最後の場所を制した第一人者は、新元号「令和」について「和はいいね。令という時はあまり見たことがないから、すぐにはなじまないかな。“レイワ”は響きがいいね」と感想を語った。

 白鵬が新横綱に昇進した07年には「横綱で3年」という目標を立てた。「それが5年、8年、10年となった。まずは令和で3年」と37歳までの現役を視野に入れた。

 痛めている右上腕は「だいぶ硬さが取れて軟らかくなってきた。朝が一番痛い。硬くなっているから」という状態だ。春巡業は関西、東海地区を回ったあとに関東に戻る。そこで主治医による検査を受ける予定で、診断結果によっては自分の血液を用いる再生医療も選択肢の一つに考えている。

 春場所後に大関に昇進した貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)は土俵上で四股などを踏み、ぶつかり稽古では平幕・大栄翔に胸を出した。当面は「体をつくること」を優勢。相撲を取る稽古はしばらく行わない見通しだ。兵庫文化芸術スポーツ振興財団からはスポーツ特別栄誉賞が贈られ、巡業を終えると授与式に参加するため神戸市の生田神社に向かった。

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2019年4月2日のニュース