岩井明 逆転日本一 杉浦も逆転頂点

[ 2019年3月30日 05:30 ]

平成30年度全国高等学校ゴルフ選手権春季大会 文部科学大臣楯争奪第39回個人の部 ( 2019年3月29日    滋賀県 富士スタジアムGC南C )

男子優勝の杉浦悠太(左)と女子優勝の岩井明愛
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 女子は首位に4打差の12位から出た岩井明愛(あきえ、埼玉栄1年)がベストスコア69をマークし、通算8オーバーで大逆転優勝。初の日本タイトルを獲得した。双子の妹・千怜(ちさと、埼玉栄1年)が首位に3打差の通算11オーバー、3位に入り、姉妹で表彰台に立った。男子は首位に1打差の5位から出た杉浦悠太(福井工大福井2年)が68の好スコアで回り、通算3アンダーで逆転優勝。昨夏の日本ジュニアに続く高校2冠を達成した。

 <高校女子>トップグループから4組前でプレーした岩井明は12番から3連続バーディーを奪うなど猛チャージも、自分が首位に立ったとは思わず。ロッカールームで一昨年の中学生大会を制した妹・千怜から優勝を知らされ「まだ、優勝する実力はないと思っていたので信じられないです」と頬を紅潮させた。この優勝で埼玉栄の名将、橋本賢一監督(64)は指導者として高校8冠の“グランドスラム”を達成。「監督になって39年。生徒のおかげ」と平成最後の大会を笑顔で締めくくった。

 <高校男子>今年念願の日本代表入りを果たした杉浦が底力を見せた。16番パー5(531ヤード)では残り200ヤードの第2打を5Iでピン左8メートルにつけてイーグル。V争いから抜け出した。「うまい人がいっぱいいる中で優勝できてうれしい」。理想は世界屈指のショットメーカー、L・ドナルドのゴルフ。その元世界1位と同じモデルのアイアンで精度を磨いてきた。目標の日本アマ制覇へ、自信を深める2度目の全国制覇となった。



 

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2019年3月30日のニュース