安田祐香 オーガスタ・ナショナル女子アマへ出発「楽しみ60くらい、不安40くらい」

[ 2019年3月30日 16:03 ]

オーガスタ・ナショナル女子アマチュアに出場する安田祐香は報道陣に笑顔で手を振って渡米
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 女子ゴルフの世界アマチュアランク15位・安田祐香(18=兵庫・滝川二高卒)がゴルフの祭典マスターズの“女子アマチュア版”第1回オーガスタ・ナショナル女子アマチュア(4月3、4、6日)に出場するため30日、関西空港を出発し、決戦の地、米国ジョージア州オーガスタに向かった。

 
 ――いよいよ出発です。
 「やっとこの試合に出発するんだなあっていう実感があって凄いワクワクしています。練習量が足りてないって思うから凄く不安もありますけど、楽しみ60くらい、不安40くらいです」

 ――この遠征での一番の楽しみは。
 「オーガスタでプレーできることです」

 ――どんなプレーをしたい。
 「初めてなのでまずは楽しみたいというのが一番強いです。自分のプレーをしっかりしたら上位にも行けるかなと思います」

 ――1月に腰を痛めました。体調は。
 「大丈夫です。腰は少し心配なんですけど向こうに着いてらケアもしっかりしたいなと思います」

 ――ゴルフ以外に米国でやりたいことは。
 「写真とかたくさん撮って。あとは日本にないものとかもあると思うのでお買い物をしたいなと思います。靴を買いたいです」

 ――オーガスタ・ナショナルでやりたいことは。
 「日本にはないコースですし、滅多に回ることもできないコースでもあります。予選通過したら一歩一歩踏みしめたいなと思います。自分らしいショットでたくさんバーディーを取りたいなと思います。オーガスタに行けたら1日4つは取りたいなと思います」

 ――具体的な目標は。
 「まずは予選通過を目標にしているのでしっかり予選通過して上位で争えればいいかなと思います」
 
 ――オーガスタ・ナショナルを映像などで見て印象に残っているホールはありますか。
 「左ドッグのパー5(13番)と16番のパー3です。池のあるホールで、ジョーダン・スピースとかが池に落としているのを見たので、自分も気をつけたいなあと思います」

 ――日本人女性として初めてオーガスタ・ナショナルで行われる競技に参加する歴史的意義については。
 「凄いなって感じです。初めてって思ったらビックリします」

 ――4月から大学生(大手前大学現代社会学部1年)としてプロを目指すことになります。
 「この試合を終わって11月にプロテストがあるんですけど、そこで一発合格して、まずは日本で活躍して、たくさん、優勝できるプロになりたいです」

 ――米国で戦っている自分を想像することもありますか。
 「少しはあります。今回の試合に出るアマチュアの選手たちも将来、USLPGAに出ると思うのでどれくらいの実力だったらいけるのかとか、感じられたらいいかなと思います」

 今季は痛めた腰の影響もあって今季の実戦は前週の女子ゴルフ、Tポイント×ENEOS(47位)1試合のみ。調整不足を補うためこの日は出発前に自宅近くの練習場で約60球を打ち込んだ。米国南部にあるオーガスタで本番に向けて急ピッチの調整を続けることになる。

 <オーガスタ・ナショナル女子アマチュアとは>今春創設された新規大会。アマ世界ランク上位30人など世界のトップ72人が初代女王の座を争う。ただし、マスターズと同じオーガスタ・ナショナルGCをプレーできるのは近隣コースで実施される予選2日間(36ホール)の上位30人のみ。夢の舞台に立つためにまずは予選通過が目標となるが、安田の最新世界ランクは15位。上位進出への期待がかかる。

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2019年3月30日のニュース