ハッスルは西地区準決勝で敗退 渡辺雄太は右足首を痛めながらも奮闘

[ 2019年3月30日 11:06 ]

Gリーグ・ハッスルの渡辺雄太(AP=資料)
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 NBA傘下のマイナー、Gリーグは29日に一発勝負の東西両地区準決勝の4試合を行い、西地区5位のハッスル(グリズリーズ傘下)は敵地テキサス州エディンバーグで同1位のリオグランデバレー・バイパーズ(ロケッツ傘下)と対戦。118―135(前半55―70)で敗れて地区決勝進出はならなかった。

 渡辺雄太は前半だけで11得点をマーク。第2Qの2分58秒には3点シュートを決めたあと、相手の反則で得たフリースロー(FT)1本も成功させて“4点プレー”を成立させた。

 しかしガード役をこなしていた第3Qの9分すぎに右足首を痛めてダウン。第4Q途中でコートに復帰したが、結局32分の出場で13得点、6リバウンド、5アシスト、2ブロックショットという内容だった。

 ハッスルは27日の西地区1回戦では4位のストックトン・キングスを122―119で撃破。NBAグリズリーズに帯同していたガードのジェボン・カーター(23)とフォワードのジュリアン・ウォッシュバーン(27)はキングス戦を欠場していたが、バイパーズ戦ではハッスルに復帰していた。

 カーターは23得点、ウォッシュバーンは10得点を記録。それでもバイパーズはNBAロケッツで今季28試合に出場している2メートル13のアイゼイア・ハーテンスタイン(20)が22得点と15リバウンドを挙げ、2013年のU―19世界選手権で米国代表として優勝メンバーに名を連ねているガードのマイケル・フレイジャー3世(25)が9本の3点シュート(試投13本)などで両軍最多の33得点をたたき出してハッスルを振り切った。

 渡辺はGリーグではレギュラーシーズン33試合とプレーオフ2試合の計35試合に出場して、自身がプレーした試合では19勝16敗。平均34・1分の出場で14・3得点、7・1リバウンド、1・2ブロックショットという成績で全日程を終えた。

 全35試合でシュートの成功率はフィールドゴール(FG)が43・8%、3点シュートが34・4%、FTが82・2%だった。

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2019年3月30日のニュース