野口リード、7度目女王返り咲き 登り込みの成果発揮

[ 2019年3月4日 05:30 ]

スポーツクライミング リード・ジャパンカップ(JC)最終日 ( 2019年3月3日    千葉県印西市松山下公園総合体育館 )

優勝し笑顔を見せる野口(左)と藤井(撮影・小海途 良幹)
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 準決勝と決勝が行われ、8人による決勝で女子は野口啓代(TEAM au)が制し、日本選手権として実施されていた昨年大会までを含め2大会ぶり7度目の日本一に輝いた。男子は決勝で完登した藤井快(TEAM au)が初の頂点に立った。女子で昨年覇者の森秋彩(茨城・手代木中)は決勝で野口と同じ高度だったが、準決勝の順位で下回ったため2位。今季のボルダリングとスピードのJCを制した野中生萌(XFLAG)は7位だった。

 今季のジャパンカップ(JC)でまだ優勝がなかった29歳の野口は、2大会ぶりにリードの女王の座をつかみ「ここで自信をつけたかった。久しぶりの優勝でうれしい」と喜んだ。課題のリードの強化のために1日に壁を15回登り込むなど、練習量を増やした成果を発揮。身軽さと持ち前のホールド(突起物)をつかむ力を武器にし、15歳の森ら中高生の活躍が目立つ種目で第一人者の存在感を示した。

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2019年3月4日のニュース