賞金王・今平 マスターズへ 小平からアドバイス 鍵はアイアンの精度とショートゲーム

[ 2019年3月4日 17:13 ]

高松宮妃癌研究基金の関谷理事長にチャリティー金の目録を渡す今平(左)                             
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 男子ゴルフの賞金王・今平周吾(26)が4日、東京・港区の高松宮妃癌研究基金を訪れ、チャリティー金82万5724円を寄贈した。昨年のトーナメントに出場した選手の募金や、ゴルフイベントのチャリティーオークションで集めたもので、選手会副会長を務める今平が代表してこの日の寄贈式に出席。同基金の関谷剛男理事長に目録を手渡した。

 今平は「初めてこういう式に出て、寄付をすることは大事だなと思いました。これから(ツアーの)試合が増えていって、選手の募金も増えていけばいいなと思います」と話した。そして「これから自分も(チャリティー活動など出来ることを)考えていこうかなと思います」と続けた。

 今季はメジャーのマスターズ(4月)に初出場する。初の賞金王となった昨年の活躍が認められ、特別招待を受けた。4月の大会本番に備え、年明けから積極的に米ツアーに挑戦し、1月のソニーオープンで33位に入った。前々週の世界ゴルフ選手権シリーズ・メキシコ選手権では、体調を崩しながらも39位となっている。

 「調子はそんなに悪くなかった。最初は標高差で距離感が合わなくて。でも(ラウンドを重ねるごとに)だんだん合ってきた。ただ、ショートゲームが3日目、最終日と良くなくて。伸びきれなかった」と振り返った。その一方で発見もあった。「飛距離で(同伴競技者に)20〜30ヤード置いていかれたが、今から(それを)出すのは、僕には限界。ショートゲームでどれだけ勝負できるか」と目指す方向性が明らかになった。米ツアーで一緒になった小平智からも、飛距離を求めるよりも、アイアンショットや小技を磨いた方がいいとアドバイスを受けたという。

 マスターズに向けても課題は同じ。「今はアイアンの精度とショートゲームを重視しています。(そこに)磨きをかけていく」と意気込みを語った。

 今年のオーガスタ・ナショナルGCは5番パー4が長くなった。既にテレビ中継をするTBSの関係者から過去3年分のDVDを入手し、5度もチェック。気になるホールとして「池のある(12番)パー3と(13番)パー5、最終18番」の3ホールを挙げた。

 今後は国内で調整を続け、マスターズ前週に米国入りする予定だ。

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2019年3月4日のニュース