貴景勝 高安の指名を受けて三番稽古に臨み5勝7敗「良くも悪くもなかった」

[ 2019年3月4日 19:55 ]

激しい攻防を見せる貴景勝(右)と高安
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 大相撲春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)に向けた二所ノ関一門による連合稽古が4日、大阪・大東市の湊部屋で始まった。大関獲りがかかる関脇・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)は大関・高安の指名を受けて三番稽古に臨み、5勝7敗だった。

 突き放せば優勢、まわしを獲られると劣勢と、明暗はくっきり分かれた。「良くも悪くもなかった。稽古と本場所とは全然違うし、調子がいいとか悪いとかは判断できない」と話した。

 メンタル面については「気合を入れていきたい。変な相撲は取れない」と引き締めた。

 一方の高安は「すごく感触がいい稽古ができた」充実感を漂わせた。

 見守った尾車親方(元大関・琴風)は、目立った力士として両者の名を挙げ「当たりは互いに五分。意欲的でいい」。審判部の阿武松部長(元関脇・益荒雄)は貴景勝の状態を「(先場所の千秋楽で負傷した)右足裏の影響も感じず、高安とあれだけ取れるのはいい」と評価した。

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2019年3月4日のニュース