No・8マフィがW杯日本代表候補に追加招集 昨年7月に暴行事件関与

[ 2019年3月4日 19:54 ]

<W杯日本代表候補合宿>代表候補合宿に合流し練習の合間に笑顔を見せるマフィ(撮影・荻原 浩人)
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 ラグビーW杯日本代表候補合宿は4日、千葉県浦安市で第5クール初日を迎え、昨年7月にニュージーランドで暴行事件に関与したNo・8アマナキ・レレイ・マフィ(29=NTTコム)が追加招集された。昨年11月にトップリーグ公式戦に復帰していたマフィだが、代表活動はイタリア、ジョージアと対戦した昨年6月以来。練習後の取材対応では、冒頭で「まず皆さん心配して下さって、本当にすみませんでした」とおわびの言葉を述べた。

 全体練習では代表でのブランクを感じさせない動きを見せた。雨天の中で行われたアタック&ディフェンス練習では、ボールキャリーで2、3人を引きずりながら突進する場面をつくるなど、相変わらずのパワーランナーぶりを披露。ディフェンス側に回った場面では激しいタックルを浴びせ、リーチ主将(東芝)も「ナキ(マフィの愛称)が入ってコンタクトがかなり激しくなった。彼は代表のビースト(野獣)」と高く評価した。

 日本ラグビー協会は事件後、司法判断が出ていないことからW杯代表候補への選出を見送っていたが、裁判が遅々として進まないこと、W杯開幕まで時間が迫っていることなどを勘案し、追加招集に踏み切った。今後、司法手続きに進ちょくがあった場合はその都度、代表での扱いを判断していくという。

 W杯開幕まで4日でちょうど200日。マフィ本人は「まだ全然時間はある。大チャンスをもらったので、日本のために頑張っていきたい」と目を輝かせた。

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2019年3月4日のニュース