ツアー・デビュー戦で池ポチャ6回 1ホールで「17」 映画「ティン・カップ」のリアル版?

[ 2019年2月15日 11:08 ]

 米プロゴルフ下部ツアー「ウェブドットコム・ツアー」のリーコム・サンコースト・クラッシックが14日にフロリダ州レイクウッド・ランチのレイクウッド・ナショナルズGC(パー72)で開幕したが、この大会に主催者招待枠でツアー・デビューを果たしたベン・ディアモンド(31=米国)が2番(491ヤード=パー4)でつまづいた。

 このホールはティー・グラウンドから見るとグリーン方向は池にさえぎられており、フェアウェーは「Sの字」のような形状。ディアモンドの第1打はこの池に入ってしまった。

 ラフから1打罰でのドロップのあとに放った第3打はまた池。次の1打も池につかまったため、ディアモンドは同じく1打罰ながら、ティーグラウンドに戻って第7打を放ったが、不幸なことになんとこれもまた池にドボン。そして次の2打も連続して池に入れてしまった。

 脱出したのは13打目。結局このホールのスコアは「17」となり、ディアモンドは「いい感じでスタートしたのに、このホールでは何が何だか分からなくなった」と“魔の2番”を振り返っていた。

 池に6回もボールを入れてしまったディアモンドは地元TPCトレビソ・ベイのヘッドプロ。ウェブドットコム・ツアーはこれがデビュー戦だったが、2ホール目で予期せぬトラブルと遭遇する事態となった。

 AP通信によれば、ディアモンドはこの場面をケビン・コスナーが主演した映画「ティン・カップ(1996年)」に重ねながら表現。映画ではコスナー演じるクラブプロのロイ・マカボイが優勝争いに加わっていた全米オープンの最終ホールで池ポチャを繰り返してしまうが「コースにいた父が自分を“ロイ”と呼んだんだ。もしこれを教訓にするなら、途中でやめてはいけない、あきらめてはいけない、楽しめ、ってことかな」と苦笑いを浮かべながら語っていた。

 なおディアモンドは結局、第1ラウンドを91でホールアウト。首位とは27打差で、出場144人中の最下位で第2ラウンドを迎えることになった。

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2019年2月15日のニュース