大阪桐蔭 逆転で2大会連続決勝!松山主将「泣きそう」18歳バースデー勝利

[ 2019年1月5日 16:11 ]

第98回全国高校ラグビー第6日・準決勝   大阪桐蔭31―17流通経大柏 ( 2019年1月5日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<大阪桐蔭・流通経大柏>流通経大柏を破って決勝進出を決め、 ガッツポーズをする松山主将(中央)ら大阪桐蔭フィフティーン(撮影・坂田 高浩)
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 昨年準優勝のAシード大阪桐蔭(大阪第1)がBシード流通経大柏(千葉)を逆転で下し、2大会連続2回目の決勝進出を果たした。大阪桐蔭の高校日本代表候補CTB松山千大主将(3年)は昨年に続き、1月5日の誕生日を白星で飾った。

 「最高です」

 試合前の円陣ではセンターのポジションでコンビを組む高校日本代表候補の高本幹也(3年)が「最高の誕生日にしようぜ」とチームメートを代表して声を上げてくれた。そして、試合後には応援スタンドから「ハッピーバースデー」の大合唱が降ってきた。

 「泣きそうになりました」松山は少し充血した目で笑って見せた。

 前半8分に今大会で初めて先制を許したが、大阪桐蔭に焦りはなく同12分には敵陣ゴール前5メートルスクラムからボールを入れた高校日本代表候補フランカー奥井章仁(2年)がダミーで右に走るサインプレーで敵を誘い出し、ボールを左に展開してWTB野村将大(2年)が同点のトライを挙げ、SO嘉納一千(2年)のGKで勝ち越し。以降は徹底したFW戦で流通経大柏のスタミナを徐々に削り取り、後半は2トライ。「前半はイーブンでいいと思っていました。ボールを動かしていけば相手が疲れてくる。(トライを)取れる自信はありましたから」という綾部正史監督のプラン通り流通経大を突き放した。

 「次のファイナルで日本一になるために一年間、しんどい思いをしてきました。最後を勝ちきって笑顔で締めくくりたいです」と松山主将。花園8強の長兄・元太(大体大3年)から受け継いだ色あせたヘッドギアに大阪桐蔭魂を込めて最後の一戦に挑む。

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