タカマツ組 3連勝で準決進出!アジア大会の雪辱晴らす

[ 2018年12月15日 05:30 ]

<バドWTファイナル第3日>中国ペアを下して準決勝進出を決めた高橋礼(奥)・松友組
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 バドミントンワールドツアー(WT)ファイナルは各種目の1次リーグ最終戦が14日に行われ、女子ダブルスで16年リオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)と永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)、女子シングルスの山口茜(再春館製薬所)、混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)がいずれも1次リーグ突破を決め、日本勢はシングルス3人、ダブルス4組の全員が準決勝に進んだ。高橋礼、松友組と永原、松本組はともに3連勝。山口は最終戦で顔を合わせた世界ランキング1位の戴資穎(タイシエイ=台湾)が途中棄権したためA組2位。既に4強入りを決めていた男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)はトミー・スギアルト(インドネシア)を下して3連勝とした。

 堂々の3連勝だ。女子ダブルスの高橋礼、松友組はアジア大会決勝で苦杯をなめさせられた昨年の世界選手権優勝ペアに、しぶとく逆転勝ち。高橋礼は「1位通過できるとは思ってなかった」と声を弾ませた。

 第1ゲームは今大会初めて落とし、第2ゲームも15―9から1点差に迫られた。だが、慌てず丁寧にシャトルを散らし、相手のミスを誘った。最終ゲームは勝負どころで突き放す集中力を見せた。

 A組は世界ランク4位のインドネシア組と強豪中国のペアが2組入った。強敵との3連戦で確かな手応えを得て、高橋礼は「成長するには、こういう厳しい組で良かった」と口にした。今年は好不調の波はあったが、締めくくりの大舞台で強い存在感を放っている。

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2018年12月15日のニュース