宮川 来年4月全日本で復帰へ!体操パワハラ問題“シロ”決着から切り替え

[ 2018年12月12日 05:30 ]

体操女子の宮川紗江
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 体操女子の16年リオデジャネイロ五輪代表、宮川紗江(19=高須クリニック)が、個人総合で争う来年4月の全日本選手権(群馬)での復帰を視野に入れていることが11日、分かった。代理人弁護士によると、「全日本が最初の試合になると思う」と話しているという。

 宮川は7月の全日本種目別選手権を最後に試合から遠ざかっている。8月29日の会見で日本協会の塚原千恵子女子強化本部長(71)、夫の光男副会長(70)からのパワハラを主張。心身の状態が整わず世界選手権の代表候補を辞退し、9月の全日本シニアも欠場していた。

 前日(10日)、日本協会は会見を開き、塚原夫妻のパワハラを認定せず、2人は一時職務停止を解かれ復職。「信じられない」と動揺を隠せなかった宮川だが、一夜明けたこの日は、12月から練習拠点となった徳洲会体操クラブで、所属契約を結ぶ高須クリニックの高須克弥院長が見守る中、汗を流した。

 自らの会見に端を発する大騒動も一定の決着を見たことで、来季へ動きだした。代理人弁護士は「世界選手権に今年出られなかった分、来年もう一回戻って、自分が必要と思ってもらえるようにしたい」と宮川のコメントを伝えた。

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2018年12月12日のニュース