五輪マラソン「6時開始」最終調整 暑さ対策の競技時間見直し

[ 2018年12月4日 05:35 ]

 2020年東京五輪の暑さ対策を目的とした競技時間の見直しで、大会組織委員会がマラソンの開始時刻を現在の計画の午前7時から1時間早め、6時とする方向で最終調整していることが3日、分かった。5時半案もあったが、観客の移動の負担やテレビ放送などへの影響を考慮し、6時で決着を図る。複数の関係者が明らかにした。

 関係者によると、1日に東京で行われた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、IOCの天候対策の作業チームが熱中症予防などの観点からマラソンの開始時刻は「午前5時半から遅くとも6時にすべきだ」との見解を組織委に示したという。

 国際陸上競技連盟や日本陸上競技連盟からは午前5時台を希望する意見もあったが、組織委は6時が妥当と判断した。国際陸連の了承などが得られれば変更が固まる見通し。マラソンの開始は招致段階の計画では午前7時半だったが、暑さ対策で7時に早め、7月にIOCの承認を得た。しかし、今夏の猛暑でさらなる対策を求める声が高まり、組織委は競技時間の見直しを進めていた。

 東京五輪のマラソンは女子が8月2日、男子が大会最終日の9日に行われる。8月のジャカルタ・アジア大会でも午前6時スタートで実施された。

 《陸連河野氏「早まったら早まったなりに準備を」》日本陸連の河野匡・長距離・マラソン・ディレクターは「(開始時間が)早まったら早まったなりに準備するしかない」と柔軟に対応する姿勢を示した。選手村に滞在した15年世界選手権(北京)のマラソン実施日前夜は、既に大会を終えていた他チームのパーティーなどによる騒音に悩まされたそうで、河野ディレクターは「(東京五輪で)男子マラソンは最終日だから選手村はお祭り気分だろう。状況に応じた対応、地の利を生かせる方法は何なのかを考える」とした。

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