錦織 20歳と対戦し自らの経験実感 シチパスは「そんなに年を取ってると思わなかった」

[ 2018年10月5日 22:25 ]

男子テニス楽天ジャパン・オープン第5日・準々決勝   錦織圭―ステファノス・シチパス ( 2018年10月5日    東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ )

<楽天ジャパンオープンテニス第5日 錦織圭・チチパス>第1セット、懸命にボールを追う錦織圭(撮影・小海途 良幹)
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 20歳の新鋭との初対戦だった錦織は、試合前にシチパスの誕生日を聞いて「1998年って最近じゃん」ともうすぐ29歳となる自分の年齢を感じたという。世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(21=ドイツ)を筆頭に今季は若手の台頭が目立ち、今大会もシチパスを始め、シャポバロフ(カナダ)やデミノー(オーストラリア)といった19歳の選手も活躍している。

 「10歳も離れた選手と戦う機会はなかなかない」という錦織だが、年齢を実感するのも悪いことばかりではないようだ。「思い返すものもあった。自分が18歳の時のメンタル、試合の入り方は今と確実に違う。今はいい意味で落ち着いてどっしり考えている。昔の方が思い切りのよさ、粗さはあるけど、いろいろ経験できて今いるんだなと」としみじみ語った。

 一方のシチパスは試合後の会見で錦織の年齢を聞かされて「そんなに年を取ってると思わなかった」とびっくり。「僕らが13、14歳の時に錦織が次のスターと言われていた。だから25、26歳だと思っていた」と語った。

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