大坂8強、世界10位に完勝 バイン・コーチ35歳誕生日に花

[ 2018年10月5日 05:30 ]

テニス・中国オープン ( 2018年10月4日    中国・北京 )

女子シングルスで準々決勝進出を決め、ファンと記念撮影する大坂(手前)
Photo By 共同

 女子シングルス3回戦で、世界ランキング6位で第8シードの大坂なおみ(20=日清食品)が、同10位のユリア・ゲルゲス(29=ドイツ)を6―1、6―2で下して8強入りを決めた。トップ10を相手にわずか3ゲームしか与えず、サーシャ・バイン・コーチの35歳の誕生日に花を添える快勝。準々決勝では世界45位で地元中国の張帥(29)と対戦する。

 オンコートインタビュー中にスタンドを振り返ると、そこにバイン・コーチはもういなかった。「あれ、彼いないけど」と困ったような笑みを浮べた大坂は「今日はサーシャの誕生日だったの」と不在のコーチに白星を贈って祝福した。

 12ゲーム連取で試合を決めた1回戦同様に、一気呵成(かせい)に攻め立てた。第1セットの第1ゲームこそ、5度のジュースがあり、サービスキープに10分を費やした。しかし、ここを乗り越えて5ゲームを連取すると完全に大坂ペース。「今日のプレーは良かった」と第2セットも安定感のあるプレーが相手のミスを誘発した。世界1位経験者など大物食いのイメージもあるが、トップ10からはこれが4勝目(6敗)。この日はそうした数字も気にならないほど強い勝ち方を見せた。

 その後バイン・コーチはツイッターで「最高の誕生日プレゼント。もうそんなに大騒ぎする年でもないけど。ありがとう」と大坂に感謝。ぴったり息の合った?2人の快進撃はまだ続きそうだ。

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2018年10月5日のニュース