日大アメフット部、宮川が練習復帰 チームメートに迎えられ報道陣に一礼

[ 2018年10月5日 05:30 ]

アメフト部に復帰後、初めて練習に参加し報道陣に一礼し仲間に迎え入れられる日大・宮川(撮影・西尾 大助)
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 日大アメリカンフットボール部の悪質タックル問題で、5月の関学大との定期戦で反則をした宮川泰介(20)が4日、部に復帰し、都内で練習に参加した。グラウンドに足を踏み入れた宮川は報道陣に一礼してから円陣に加わると、チームメートは大きな声を上げて歓迎した。

 橋詰功監督は初めて宮川と会った8月中旬以降、話し合いを重ねる中で競技に対する愛情や復帰への思いを感じ取った。前日(3日)の関東学連の理事会で復帰を報告。指揮官は「フットボールの中で犯したことを教育していくのはフットボールの中でやるのがベスト。社会に出られる人に育てていくことが一番大事」と話した。

 宮川の心身両面を考慮し、当面はフルメニューはこなさない方針で、「単に“頑張ろうぜ”じゃなく、何で貢献できるかを考えつつ、毎日面談をしていきたい」と橋詰監督。チーム、宮川ともに今季は公式戦出場資格停止で、チームもまだ試合形式の練習には至っていないが、「11月半ば、12月に試合をしてもらえるところがあれば、やれたらいい」と今後の見通しを語った。

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2018年10月5日のニュース