佐伯、2位発進 西日本豪雨被害の地元広島へ「力になりたい」

[ 2018年8月4日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 北海道meijiカップ第1日 ( 2018年8月3日    北海道北広島市 札幌国際CC島松C=6493ヤード、パー72 )

10番でティーショットを放つ佐伯。3差2位の好発進となった(撮影・高橋茂夫)
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 佐伯三貴(33=大和ハウス工業)が69で回り、首位に3打差の2位と好スタートを切った。西日本豪雨で被害を受けた広島県東広島市出身。既にツアーの賞金を復興支援に寄付しているが、プレーでも元気づけようと活躍を期した。14年優勝者の申ジエ(30=韓国)が66をマークし単独首位に立った。

 被災地を元気づけたい。佐伯が圧巻のプレーを見せた。8番で残り77ヤードの3打目をSWでカップに沈めイーグル奪取。終盤の3ホールで一気に4打スコアを縮め急浮上した。

 「今日はあまりショットが良くなかったので、明日につながると思います」。西日本豪雨から1カ月。地元にはその爪痕が残っており「電車はまだ動いていないし、ボランティアの方も熱中症で亡くなっている」と心を痛めている。

 既に先月のサマンサタバサ・レディースで獲得した賞金(17位)の62万4000円を全額、東広島市に寄付。「何か協力できることがあればしていきたい。(試合で活躍して)被災地の力になりたいと凄く思いますけど、空回りしてしまうので、あまり思い過ぎないようにしています」と静かに闘志を高めた。

 ▼1位申ジエ 今日はイ・ジョンウン6が韓国から応援に来てくれたのでバーディーが6つ取れました。(14年大会優勝者)

 ▼12位森田遥 調子が良くない割にはいい位置だったのでこのイメージを大事にしていきたい。(昨年大会でツアー初V)

 ▼60位小祝さくら 最近ウッド系の調子が良くない。悩んでいます。(今季2位2回と好調も地元大会で出遅れ)

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2018年8月4日のニュース