錦織、19歳シャポバロフ圧倒し8強 2月敗北の雪辱果たした

[ 2018年8月4日 05:30 ]

テニス シティ・オープン ( 2018年8月2日    米・ワシントン )

男子シングルス3回戦でシャポバロフに勝利し、ガッツポーズする錦織圭
Photo By 共同

 2日に行われた男子シングルス3回戦で世界ランキング20位の第7シード、錦織圭(日清食品)は同26位の第9シード、デニス・シャポバロフ(カナダ)を7―6、6―3で下し、ベスト8に進んだ。女子シングルス2回戦で世界17位の第3シード、大坂なおみ(日清食品)は同62位のマグダ・リネッテ(ポーランド)に2―6、6―3、3―6で敗れた。日比野菜緒(ルルルン)は腹筋痛のため、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)戦を棄権した。

 8強入りした28歳の錦織は勝負どころでの集中力に加え、相手の急所を突く巧みな試合運びが光った。19歳のシャポバロフに経験の差を見せつけ「ミスが多く最高ではなかったが、集中してプレーできた」と元世界ランキング4位のプライドをにじませた。

 第1セットのタイブレークでギアが一段上がった。リターンを深く返球。ストロークでは左利きの相手のフォアを封じるため、足元やバック側を狙った。わずか1ポイントしか与えず「先にリードして余裕を持って攻撃的にいけた」と胸を張った。

 伸び盛りのシャポバロフには、右手首のケガから復帰したばかりの2月のメキシコ・オープンで苦杯をなめたが、今回はきちんと雪辱した。世界ランキングのトップテン復帰へ、着実に近づいていることを印象づけた一戦だった。

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2018年8月4日のニュース