比嘉、1差2位で決勝Rへ「いいポジションで予選通過できた」

[ 2018年8月4日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー 全英リコー女子オープン第2日 ( 2018年8月3日    ロイヤルリザム・アンド・セントアンズGC=6585ヤード、パー72 )

6番でイーグルパットを決め、ギャラリーの声援に応える比嘉
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 1打差2位から出た比嘉真美子(24=TOYO TIRES)は69で回り、通算9アンダーと好調を維持、首位と1打差の2位で決勝ラウンドに進んだ。61位で出た岡山絵里(22=ニトリ)は72をマークし、通算1オーバー。102位で出た成田美寿々(25=オンワードホールディングス)は73で回り、通算4オーバーとなった。第1日は65をマークしたミンジ・リー(22=オーストラリア)が首位だった。

 初日の勢いそのままに、スコアを伸ばした。比嘉は1ボギーで迎えた5番(パー3)でティーショットを4メートルにつけバーディーを奪うと、パー5の6番では2オンに成功。約15メートルのロングパットを沈めてイーグルを奪うと、笑みがこぼれた。17番で左に曲げた第2打がロストボールとなり、ダブルボギーを叩くも69。通算9アンダーで決勝ラウンドへ進み「いいポジションで予選を通過することができた」とうなずいた。

 4年ぶりの出場ながら、第1ラウンドで7バーディー、1ボギーの66で首位と1打差の2位とスタートダッシュに成功した。「バンカーに入れないことが重要」と攻め急がず、2番以降で一度もつかまらなかった。コースマネジメントが奏功し、好スコアにつながった。

 10代から期待されたが、数年前に不振に陥った。「試合に出ても予選通過できない時期が2年くらいあった。今はあまり細かいことが気にならなくなった」。今大会は荷物の到着が遅れ、自分のクラブで練習できたのは試合当日の朝。想定外のトラブルも、今は「逆に疲労が抜けてリラックスできた」と受け止めるずぶとさがある。

 今大会は姉の久美子さんの夫でフランス人のフロリアン・ロドリゲスさんがバッグを担いでいる。在仏のため、全英出場の際にはコンビを組む約束をしていたという。ロドリゲスさんは12年大会で申ジエが優勝した際にキャディーを務めるなど経験豊富。「あと2日間は予選以上に攻めて、エンジョイしていきたい」。頼りになる義兄とともに、初の頂点を目指す。

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2018年8月4日のニュース