日大が独自の再建案 アメフット部指導陣一新へ 中旬までに学連提出

[ 2018年6月6日 21:04 ]

 アメリカンフットボールの悪質な反則問題で、日本大アメフット部が指導陣の一新などの内容を含む独自の再建案を作成し、今月中旬までに関東学生連盟に提出する方針であることが6日、チーム関係者への取材で明らかになった。これまで10人以上のコーチが指導に当たってきたが、新たなコーチ陣は最低で5人を想定。日大のOBとするか、外部から起用するかなどは固まっていないという。

 日大側は新たな指導体制が確立されるまで全体練習を実施しないと表明している。チーム関係者によると、OBや保護者の有志が練習を見守り、安全を確保することで、早期の全体練習再開を模索している。

 この問題で関東学連は日大を2018年度シーズン終了まで公式試合の出場資格停止とした。関東学連の理事会が、日大アメフット部の組織改革や再発防止策を認めれば、処分は解除され秋の関東大学リーグに出られる可能性がある。

 日大広報部は、日大の第三者委員会が6日、反則があった関西学院大との定期戦が行われた東京・調布市のアミノバイタルフィールドを初めて視察したと明らかにした。

 弁護士7人で構成される第三者委は5月31日付で設置された。日大、関学大の指導陣や選手らに聞き取り調査して原因究明を行い、7月下旬をめどに再発防止策などをまとめる予定。

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2018年6月6日のニュース