男子のホープ田中力 8月からIMGアカデミーに入学 15歳で代表候補入りの逸材

[ 2018年6月6日 21:01 ]

IMGアカデミー進学を報告した田中力(撮影・会津 智海)
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 バスケットボール男子のホープ、田中力(16)が横浜市内で会見し、8月から米フロリダ州のIMGアカデミーに入学することを発表した。田中は米国人の父を持つ1メートル87のポイントガードで、中学3年だった昨年11月に史上最年少15歳で日本代表候補入り。昨秋に同アカデミーが国内で主催したクリニックに参加したことをきっかけに勧誘を受け「ずっと海外に行きたかった。こんないいチャンスはない」と渡米を決断した。

 同アカデミーはテニスの錦織圭を輩出したことで有名。現在はテニス、ゴルフなど8競技で、80カ国超から1200人が学んでいる。バスケットボールではティンバーウルブスのジミー・バトラーらが卒業生で、昨季は17人がNCAA(全米大学体育協会)1部の大学が進学した。将来のNBA入りを目指す田中もまずは3年後にNCAA1部の大学へ奨学金付きで進学することが目標。「今は勉強が全然だめなので、頑張るしかない」と学力の向上にも意欲を示した。

 近年はジョージ・ワシントン大を卒業した渡辺雄太、ゴンザガ大の八村塁らがNCAA1部で活躍している。「渡辺さんも八村さんもNBAのドラフトにかかると思う。いつか相手としてプレーできたらいいと思う」と将来のNBAでの日本人対決を夢見ていた。

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2018年6月6日のニュース