【エプソムC】グリュイエールが鋭い反応 福永「いい動きだった」

[ 2018年6月6日 15:04 ]

 出来の良さがストレートに伝わる迫力だった。グリュイエール(牡6=藤原英)は福永を背に朝一番の坂路へ。雨で水分を含んだ重たいチップを力強く蹴り上げ4F52秒0。鞍上が坂上で左手前に替え、GOサインを出すと馬体を沈ませて鋭く反応。トップスピードを維持したままラスト2F12秒2→12秒6の好時計を刻んだ。鞍上は「いい動きだったね。前走は長期休養明け(2年1カ月ぶりの実戦)で息が持たないと思ったが、よく頑張った。今日の感じでは使った反動は感じられない」と好感触をつかんだ。

 非凡なスピードで2走前の名古屋城S(中京芝2200メートル)を日本レコードで快勝するも、レース後に両前脚の屈腱炎を発症。重症を負いながらも、じっくりと馬を立て直し長い年月をかけて復活Vを果たした。藤原英師は「絶対的な能力がなければ勝てていない。前走よりも動きは良くなっているし、条件も整っている。携わってきた人達のためにも期待に応えたい」と重賞初制覇へ力を込めた。

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2018年6月6日のニュース