フィギュアでルール変更 後半加点のジャンプを制限

[ 2018年6月6日 18:31 ]

 国際スケート連盟(ISU)は5日、スペインのセビリアで総会を開き、フィギュアの演技後半に跳んだ全てのジャンプの基礎点を1・1倍とする現行ルールを改正し、ショートプログラム(SP)では最後の一つ、フリーでは最後の三つに制限することを決めた。日本連盟の提案が承認されたもので、新シーズンの各選手の戦い方に大きく影響しそうだ。

 2月の平昌冬季五輪では女子のアリーナ・ザギトワ(ロシア)がSPで三つ、フリーで七つの全てのジャンプを後半に跳ぶ戦略で金メダルを獲得した。ISUの岡部由起子技術委員は「ルールを逆手に取って、全部後半に跳ぶ選手が多くなっていた。よりバランスの取れたプログラムに導くためのルール改正だ」と評価した。

 カナダ連盟はSPで最大二つ、フリーで四つのジャンプを1・1倍とする改正案を出したが、否決された。

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2018年6月6日のニュース