貴ノ岩&貴源治 師匠・貴乃花親方の目の前で白星発進

[ 2018年5月13日 15:28 ]

大相撲夏場所初日 ( 2018年5月13日    両国国技館 )

<大相撲夏場所初日>土俵下で貴ノ岩(中央)と並んで座る貴乃花親方(右)
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 貴乃花部屋の貴ノ岩(28)と貴源治(21)の十両勢が、師匠の貴乃花親方(元横綱)の目の前で白星発進した。春場所後の職務分掌で審判部となった師匠は、序二段の取組に続いて、十両の取組で西の土俵下に座った。先に土俵に上がった貴ノ岩がすくい投げで新十両の白鷹山を破り、3番後に登場した貴源治は元大関の照ノ富士を一気に突き出した。

 貴ノ岩は「勝ちたいとは思っていたが、力が入らないように気にしないようにした」と平常心を貫いて勝負を決めた。元横綱・日馬富士の傷害事件の被害者となり、春場所で3場所ぶりに復帰。終盤の3連勝でなんとか勝ち越し(8勝)たが、今場所の目標を聞かれると「2桁勝ちたい」と言い切った。

 貴源治はこの日が21歳の誕生日。「オヤジ(貴乃花親方)が後ろにいたら、(相手に)もっていかれないことを考えるけど、(師匠が土俵下にいるのは)新鮮だった」と振り返った。昨年夏場所の新十両から1年がたち、「足踏みしたくない」と番付を上げ続けることを誓っていた。

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2018年5月13日のニュース