川内 瀬古リーダーの「五輪選考レース出て」猛アタックに苦笑

[ 2018年4月22日 05:30 ]

川内(右)は瀬古マラソン強化戦略プロジェクトリーダーから「東京五輪を目指せ!」と誘われタジタジ
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 来春のプロ転向を宣言したマラソンの川内優輝(31=埼玉県庁)が、瀬古利彦・日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(61)の猛アタックに苦笑いした。22日号砲のぎふ清流ハーフマラソンの会見が21日、岐阜市で行われ、終了後に2人が対面。瀬古リーダーは「(東京五輪代表選考レースの)MGCに出て、五輪切符をゲットして、そしたら日本も戦える。リーダーが言うんだから」とラブコールを送った。

 川内自身は、酷暑が予想される20年東京への挑戦には後ろ向きだった。だが、マラソン界のレジェンドの考えは違う。気温3度のボストンマラソン優勝を称え、「寒いのが走れたら暑いのも走れる。あなたの頭の中を変えないと」と口説いた。19日に表明したプロ転向にも賛成した。

 「プロになって(日本代表の)合宿に参加して、本当に強いか弱いか見てもらいたい」と語るにとどめた川内。“変心”するかに注目だ。

 ≪職場の上司は冷静対応!?≫突然のプロ宣言で上司の反応を気にしていた川内は、「いいとも悪いともどちらも言われていない」と話した。現在は埼玉県内の高校の事務員。職場ではボストンVを「花束やケーキで祝ってもらった」という。中5日で臨む今大会は「大会を盛り上げるぐらいで頑張れれば」と調整不足は否めない様子だった。

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2018年4月22日のニュース