大関・高安 腰を痛め取組から外れる「土俵入りの時に段差で電気が走った」

[ 2018年4月22日 16:09 ]

稽古を途中で打ち切った高安は、土俵下で険しい表情
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 大相撲の春巡業は22日、東京都青梅市で行われ、大関・高安(28=田子ノ浦部屋)が腰を痛めて、急きょ取組から外れた。21日に続き、朝稽古で関脇・栃ノ心(30=春日野部屋)との三番稽古に臨んだが、3連敗したところで自ら土俵を下りた。土俵下では左腰を気にするそぶりを見せ、仕上げのぶつかり稽古をせずに、腰をかばいながら引き揚げた。

 その後、幕内土俵入りに参加したが、豪栄道との取組は回避。「朝から違和感があった。体を動かせば大丈夫かと思ったが、(栃ノ心との)初めの相撲で腰に負担がかかった。取組はできると思ったが、土俵入りの時に段差で電気が走った」と説明した。

 今回の巡業では横綱、大関の中で最も多く朝稽古の土俵に上がるなど精力的だった。巡業も終盤に差し掛かったところでの負傷。23日は巡業がないものの、24日は取手市、25日は笠間市と、出身地の茨城県での興行が続く。「安静にして様子を見る」と言いながらも「今のところ休む考えはない」と強行出場したい意向だ。

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