全米大学フットボールのプレーオフ準決勝は波乱 上位シードの2校が敗退

[ 2018年1月2日 15:15 ]

プレーオフ準決勝で敗退したオクラホマ大のQBメイフィールド(AP)
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 全米大学フットボールのプレーオフ準決勝に相当する2つのボウルゲームが1日に行われ、シュガーボウル(ルイジアナ州ニューオーリンズ)では、昨季の王者でもある第1シードのクレムゾン大(ACC)が6―24(前半3―10)で第4シードのアラバマ大(SEC)に苦杯。QBケリー・ブライアント(3年)がインターセプトを2度喫し、今季初めてTDなしに終わって敗れ去った。

 アラバマ大は10―6で迎えた第3Qの9分20秒、RBとして登場した体重147キロのDLディアーロン・ペイン(3年)が2ヤードのTDレシーブを記録。その13秒後にはLBマック・ウィルソン(2年)がインターセプトから18ヤードを走りきってクレムゾン大のエンドーゾンに飛び込んだ。

 クレムゾン大は12勝2敗で全日程を終了。12勝1敗となったアラバマ大は所属カンファレンスのSECでは決勝進出を逃していたが、プレーオフ最後の4枠目に推せんで選ばれ、3年連続で王座決定戦に駒を進めた。

 ローズボウル(カリフォルニア州パサディナ)では第3シードのジョージア大(SEC)が第2シードのオクラホマ大(ビッグ12)を再延長の末に54―48(前半17―31、延長3―3、再延長6―0)で撃破。ソニー・ミッチェルとニック・チャブの両RB(ともに4年)が2人併せて326ヤードと5TDをマークして競り勝った。

 今季のハイズマン賞を獲得したオクラホマ大のQBベイカー・メイフィールド(4年)は35回23回のパスを通して287ヤードと2TDを獲得し、スペシャルプレーからレシーブでもTDをマークしたが無念の敗退となった。

 強豪カンファレンスのSECを制しているジョージア大は13勝1敗で、ビッグ12の覇者オクラホマ大は12勝2敗。なおともにSECに所属しているジョージア大とアラバマ大の2校によるプレーオフ決勝(全米王座決定戦)は、8日にジョージア州アトランタで開催される。

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