松山 バーディーラッシュ63 猛追で15アンダー4位浮上

[ 2017年10月15日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー CIMBクラシック第3日 ( 2017年10月14日    マレーシア・クアラルンプール TPCクアラルンプール=7005ヤード、パー72 )

松山英樹(AP)
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 8位から出た松山英樹(25=LEXUS)は9バーディー、ボギーなしでこの日最少の63をマークし、通算15アンダーでトップと6打差の4位に浮上した。64で回ったパット・ペレス(41=米国)が通算21アンダーに伸ばし首位を守った。

 最終18番、9個目のバーディーを奪った松山は歓声に手を上げて軽くうなずいた。出場選手中最高の世界ランキング3位の実力を発揮し、この日最少の63でホールアウト。それでも「ノープレッシャーでやっているからうまくいっているだけ」と表情は崩さなかった。

 圧巻のバーディーラッシュだった。4番で2メートルの下りのパットを沈めると、5番から7番まで2メートル前後の好機を生かした。203ヤードの8番パー3ではカップをかすめるショットで奥1メートルに付けて、昨年10月の日本オープン第3日以来の5連続バーディーを記録した。終盤の16番では第2打を90センチへ。17番は2・5メートルを沈めて、18番パー5はグリーン左からロブショットで1メートルに寄せて3連続バーディーで締めくくった。

 63は今年8月のブリヂストン招待最終日に出した米ツアー自己最少の61(パー70)に次ぐ好スコア。18ホールで9アンダーはそのラウンドに並ぶ。9バーディー以上は昨年10月のHSBCチャンピオンズ第3日以来だ。フェアウエーキープ率92・86%、パーオン率100%。「いいショットは1度しか打てなかった」と言うが、ショットは復調した。

 今週はエースと同じくピン型ながら新しいパターを投入し、好結果を生んでいる。代役でバッグを担ぐ東北福祉大の後輩プロ早藤将太の意見も参考にラインを読んでいるが「プレーヤーとプレーヤーという目線でやっているからうまくいっている」とプラス材料にしている。首位ペレスとは6打差あるが、逆転の可能性は十分ある。

 「10アンダー(62)以上出さないと勝つチャンスはない。自分のペースで、とりあえず(通算)20アンダーを目指す」と静かに闘志を燃やした。

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2017年10月15日のニュース