白井43年ぶり床と2冠にも「落ち着いている」「メダル取り続けたい」

[ 2017年10月9日 05:30 ]

体操世界選手権の種目別跳馬で金メダルを獲得した白井の演技(AP)
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 体操・世界選手権の種目別決勝・男子跳馬で日本勢として78年大会の清水順一以来39年ぶりの金メダル、床運動との2冠は74年大会の笠松茂以来43年ぶりという快挙を達成した白井健三(21=日体大)は、表彰式を終えて冷静に喜びを語った。

 ――金メダルの感想は。

 「まったく嬉しさがないわけじゃないけど、ビックリという気持ちと、やることをやっただけなので気持ちは落ち着いている」

 ――満足できる演技だったか。

 「最後の締めとしてはいい演技が出た。一番最後が練習通りで、自分にギャップを感じない世界選手権になった」

 ――技の難度は他の選手の方が高かった。勝因は。

 「やはり着地姿勢の高さ。あとは気持ちの余裕が演技に出たかな」

 ――全体の結果は。

 「種目別で金を獲ったことで、オールラウンダーとして武器が増えたかな。種目別は種目別で嬉しいけど、この結果が全てオールラウンダーへの道につながっていると思う」

 ――この大会に点数をつけるとしたら。

 「難しいですね。自分の中で一番評価できるのが練習通りの演技ができたこと。普段の練習が何点なのかによる。(普段が)50点なら限りなく50点に近いし、70点なら限りなく70点に近い。練習通りが出せたってところに関しては100点」

 ――五輪と合わせて世界大会のメダルが10個になった。

 「年ですかね(笑い)まだ21歳なんで、何個も何個も取り続けたい。まだ若いので」

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