白井 跳馬でも金!内村超える日本最速21歳で世界大会のメダル「10」に

[ 2017年10月9日 05:30 ]

体操世界選手権の種目別跳馬で金メダルを獲得した白井の演技(AP)
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 体操・世界選手権最終日は8日、カナダ・モントリオールで種目別決勝を行い、男子跳馬の白井健三(21=日体大)が14・900点をマークし、金メダルを獲得した。2位のウクライナ選手とはわずか0・001点差だった。

 白井は個人総合の銅、床運動の金に続く今大会3つ目のメダルで、五輪を含めた世界大会のメダル数は「10」に到達。21歳で2けたメダル獲得は、22歳で出場した11年東京大会でメダルを4つ獲得して「11」とした内村航平を上回る日本最年少記録となった。

 個人総合で銅メダルを獲得してオールラウンダーとしての成長をアピールした白井が、スペシャリストとしても輝きを放った。7日の床運動は2位に1・100点差をつける圧勝で、2年連続3度目の優勝。自身を含め種目別に日本選手が5人出場するこの日は、「みんなで助け合いながら、みんなでメダルを目指していきたい」と気合を入れていた。1本目に「シライ/キムヒフン」を完璧に決め、2本目の跳躍もまとめた。跳馬は昨年のリオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得しているが、世界選手権では初めての表彰台だ。

 初出場の安里圭亮(24=相好ク)は14・349点で6位。予選1位だった12年ロンドン五輪の金メダリスト・梁鶴善(韓国)は決勝を棄権した。

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