NFL観戦のペンス米副大統領が国歌吹奏時に退場 選手への抗議

[ 2017年10月9日 10:39 ]

NFL観戦を途中で中断したペンス副大統領(AP)
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 マイク・ペンス米副大統領(58歳)が8日、インディアナポリス(インディアナ州)で行われたNFLのコルツ対49ers戦を観戦。試合前に行われた元コルツQBペイトン・マニングの永久欠番セレモニーに参加した。しかし国歌吹奏時にコルツの対戦相手だった49ersの選手が膝をつくと席を離れ自ら“退場”していった。

 元インディアナ州知事でもある同副大統領は「兵士と星条旗と国歌をリスペクトしないイベントは認めない」とコメント。しかし49ersの選手は依然から同じ抗議の姿勢を示しており、セーフティーのエリック・リード(25歳)は「彼は我々の行動をわかっていて来たはずだ。権力者による一種の圧力であり見せしめのつもりなんだろう」と不快感をあらわにした。

 地元コルツの関係者は沈黙。ペンス副大統領の“退場”は、NFLの選手を「クソッたれ」呼ばわりしたトランプ大統領同様、かえって反感を買う結果となっている。

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