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ラストはここで…伊達公子引退会見「こんなに幸せなアスリートもそういないと思う」

[ 2017年9月7日 17:10 ]

引退会見を行なう伊達公子
Photo By スポニチ

 2度目の引退を表明した伊達公子(46=エステティックTBC)が7日、東京・有明コロシアムのセンターコートで引退会見を行った。

 ストライプの白いパンツスーツで登壇した伊達は「有明コロシアムの思い出のつまった場所で気持ちを伝える場として選んだ」とテニスコートでの会見の理由を語った。「(最初の引退前と復帰後で)2度も世界のトップレベルで戦うチャンスを得られた。こんなに幸せなアスリートもそういないと思う」と質疑応答を含めての約1時間は終始晴れやかな笑顔だった。

 昨年2月と4月に左膝の手術を受け、今年5月の大会で復帰にこぎつけた。しかし7月の米遠征で、上腕二頭筋を痛めたことをきっかけに右肩にも痛みが出始めたという。「20代の時から肩の腱板が限界に近いと手術を勧められていた」と最初の引退の一因にもなったという古傷の再発。帰国してから「決断しないといけない時期なのかと気持ちが膨らんでいった」と引退を考え始め、「自分の中で固まったのは8月上旬だった」と決断にいたった。

 08年4月の現役復帰宣言から9年半。「世界のトップで戦うことは考えていない。若い選手の刺激になるところまで持っていきたい」と当初は全日本選手権出場が目的だったはずが、いつしか大幅に上方修正され、世界ランキング50位にも復帰。再び厳しい勝負の世界で戦い続けた。現役生活を振り返って「納得していないことは全くない。もっとやりたい、やれたことがあったんじゃないかという思いはゼロではないが、その時その時は100%自分を信じて、今できることを最大限やったという思いはある。その追求心がなくなったらアスリートではない。常に101%を求めるのがアスリート。後悔はしない」と矜持を示した伊達。「これからもテニスと向き合いながら、テニスに対する思いは持ち続けて、常に隣にテニスがある人生にしていきたい」とテニスへの愛情も語った。

 主催者推薦を受けたジャパン女子オープン(9月11日開幕、東京有明テニスの森公園)が現役ラストマッチ。伊達の1回戦は12日に予定されており、対戦相手は9日に抽選で決まる。

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