皆川5位!個人総合42年ぶり日本最高成績 75年森野以来

[ 2017年9月3日 05:30 ]

新体操世界選手権第3日 ( 2017年9月1日    イタリア・ペーザロ )

個人総合決勝、皆川のフープ
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 個人総合決勝が行われ、種目別決勝フープで銅メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪代表の皆川夏穂(20=イオン)が4種目合計68・425点で5位となり、1975年大会の森野容子に並ぶ日本勢の最高成績を収めた。16歳で初出場の喜田純鈴(エンジェルRG・カガワ日中)が62・700点で12位。19歳のディナ・アベリナ(ロシア)が74・700点で初制覇。双子の姉アリーナが2位だった。

 最後のクラブを4種目中最高の17・950点で締めくくると、皆川は満面に笑みを浮かべた。深みを増した表現力とミスを犯さない安定感で、日本選手で42年ぶりの5位入賞。1975年大会は当時強豪国のソ連やブルガリアがボイコットしており、欧州の強敵と争っての最高成績は快挙と言っていい。「自分の強さを見せる演技ができた」と全種目で予選の得点を上回った。ロシアを拠点に国際大会を転戦し、経験を積み重ねてきたことが自信につながっている。

 初出場だった4年前は36位、2年前の前回は15位。「目標のメダルに近づいている」一方で、表彰台に1・600点差と迫った演技に「(実力の)70%くらい」と満足はない。「もっと練習して東京五輪のメダルを目指したい」と3年後の歓喜を思い描いた。

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2017年9月3日のニュース