五郎丸、リーグ100戦出場飾れず…国内復帰後初の秩父宮で

[ 2017年9月3日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第3節・第2日 ( 2017年9月2日    秩父宮ほか )

<サントリー・ヤマハ発動機>100試合記念ボードを清宮監督から渡される五郎丸(右)
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 ラグビートップリーグ第3節・第2日の6試合が秩父宮などで行われ、昨季1、2位の全勝対決はサントリーが27―24でヤマハ発動機に逆転勝ちして開幕3連勝。試合終了間際のラストプレーでSO小野晃征(30)が逆転トライを決める劇的決着だった。ヤマハ発動機のFB五郎丸歩(31)は3ゴール1PGを全て成功させて9得点をマークしたが、68人目となるリーグ戦通算100試合出場を飾れなかった。

 1万4000人超の観衆がどよめいた。前半38分、五郎丸がFWへ駆け寄り、フランカーの位置で腰をかがめてスクラムを押した。シンビン(10分間退場)によりFWが1人少ない状況ではスクラムにバックスが加わるが、五郎丸に関してはヤマハ発関係者が「記憶にない」、本人も「1回あった」というほどのレアケース。それでもマイボールをキープして攻撃へつなげ、五郎丸は「いい押しという評価をもらいました」とニヤリと笑った。

 国内復帰後初の秩父宮での試合。サントリー松島との新旧日本代表FB対決が注目されたが、成功率100%のプレースキック、風下でも自軍を敵陣へ進めるロングキック、WTB伊東のトライを生み出したラストパスに的確なハイボール処理と、持ち味を十分に発揮した。「負けたけど見応えあるゲーム。こういう試合を続けていけば国内リーグのレベルは上がる」と充実の表情を浮かべた。

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2017年9月3日のニュース