日比野 クールに4大大会“8度目の正直”、フルセット逆転○

[ 2017年9月1日 05:30 ]

テニス全米オープン第3日 女子シングルス1回戦   日比野2―1ベリス ( 2017年8月30日    米ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

<全米オープンテニス>フルセットの末、キャサリン・ベリスに勝利した日比野菜緒
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 女子シングルス1回戦で、世界ランキング80位の日比野菜緒(22=ルルルン)が同36位のキャサリン・ベリス(18=米国)を6―3、4―6、7―5で破り、4大大会8度目の出場でついに念願の初勝利を挙げた。日本勢は男子の杉田祐一(28=三菱電機)ダニエル太郎(24=エイブル)、女子の奈良くるみ(25=安藤証券)、尾崎里紗(23=江崎グリコ)も1回戦を突破した。

 “8度目の正直”で日比野が4大大会初白星を手にした。しかも最終セットは2度のブレークダウンをはねのけ、3―5から4ゲーム連取で試合をひっくり返した。その割には喜びが控えめだったことを聞かれると「(1回戦で膝から崩れ落ちて泣いた)シャラポワみたいに喜んだ方が良かったですかね」と笑いを誘った。

 これまではドローでの運がなく初戦から上位の強豪とぶつかることも多かった。今回は4大大会で2度目のノーシードとの対戦。米国の人気選手のベリスには地元の声援も味方についたが、「どんな相手でも自分のテニスに徹することが大事とコーチから言われていた。それができたからこの結果につながった」と堂々と勝利の味をかみしめた。

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2017年9月1日のニュース