17年ぶりの快挙 リオ五輪銀の坂井が200バタで優勝「4連覇できたのはデカいこと」

[ 2017年9月1日 19:35 ]

 競泳の日本学生選手権が1日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕し、男子200メートルバタフライはリオデジャネイロ五輪銀メダリストの坂井聖人(早大)が1分54秒54で優勝した。

 同種目では97〜00年の山本貴司(当時近大)以来、17年ぶりに4連覇を達成し、「4連覇できたのはデカいこと。今後に生きる。自信持っていける」と胸を張った。序盤からリードして差を広げられないまま残り50をターンした。

 後続が迫って来る中、「ラストは4年の意地。(息継ぎせず)ノーブレで気合入れた。気持ちで勝ってやろう」と力をつけてきた3学年後輩の幌村を振り切り頂点に立った。

 前日練習後は目標を自己ベストを更新する1分52秒台に設定。「ビッグマウスを言っちゃった。あえて意識高ぶらせた」。理想とするタイムは遠く「正直情けない。優勝はうれしいけど、心の底から喜べるというのはない」と満足していない。今後に向けて、「世界は動いている。日本は遅れを取っている。課題がたくさん見つかった」と奮い立たせていた。

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2017年9月1日のニュース