藍、国内最終戦候補に日本女子オープン浮上 推薦でオファー

[ 2017年6月8日 06:20 ]

プロアマ戦のスタートセレモニーで選手宣誓する(左から)姜秀衍、宮里藍、森田理香子
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 今季限りでの引退を表明した宮里藍(31=サントリー)に、国内最高峰のメジャー大会・日本女子オープン(9月28日開幕、千葉・我孫子GC)の関係者が出場を打診していることが分かった。現時点で宮里は国内のスケジュールは未定としているが、出場を決断すれば大きな話題となるのは確実だ。この日はサントリー・レディース(8日開幕、兵庫・六甲国際GC)のプロアマ戦に参加し、出陣態勢を整えた。

 宮里の国内最終戦の候補に日本女子オープンが浮上してきた。大会を主催する日本ゴルフ協会(JGA)の関係者は「既に(宮里サイドに)出てほしいという話はしている」と明らかにした。宮里は神奈川・戸塚CCで開催された05年大会で初優勝しており、15年までは「過去10年の優勝者」として出場できる権利を持っていたが、既に失効。そのため関係者は「主催者推薦で出てもらうことになる」と、JGA特別承認者として出場権を与えるプランを口にした。

 ただ、宮里自身はサントリー・レディース以降の国内ツアーの出場については態度を明らかにしていない。先日開かれた引退表明会見でも今大会と海外メジャーの出場は明言したが、それ以外については言及しなかった。一部では今大会が国内ツアーの最終戦になるのではないかとの見方も出ていたが、6日の練習ラウンド後の会見では、「(今大会を国内の最終戦と)決めていないです。最後のメジャーまでは米ツアーで頑張りたいと思っているんですけど、それ以降は未定なので9月までには決めたいと思っています」と秋の国内ツアー出場の可能性に含みを持たせていた。

 米ツアーのメジャー最終戦のエビアン選手権(9月14日開幕、フランス・エビアンリゾートGC)後にはアマチュア時代に優勝し、ゴルフ人生の転機となったミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(9月22日開幕、利府GC)もある。日本女子オープンはその翌週開催。日程的には厳しいスケジュールだが、いずれも宮里とは少なからず縁のある大会だけに、その決断が注目される。

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2017年6月8日のニュース